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　省メモリバックアップ

大量のファイルをバックアップしても省メモリでバックアップできる機能です。

通常のバックアップ（バックアップ開始など）では、高速にバックアップするために、バックアップ元、先のすべてのファイル情報を一度に取得し処理（高速バックアップエンジン）しています。このバックアップエンジンの欠点は、バックアップ元、先のファイル数が数十万、数百万など、非常に多くなるとメモリを消費してしまうことです。

そこで、「省メモリバックアップ」という機能を実装しました。
この機能は、一度にすべてのファイル情報を取得するのではなく、フォルダごとにファイル情報取得しバックアップしていきます（省メモリバックアップエンジン）。そのため、大量のファイルがあっても少ないメモリでバックアップすることができます。

省メモリバックアップエンジンは若干効率が悪いため、通常は高速バックアップエンジンよりも遅くなりますが、バックアップの環境や設定によっては省メモリバックアップの方が速くなる場合もあります。高速バックアップエンジンでメモリスワップが発生する場合や、非常に大量のファイルをバックアップする場合は、省メモリバックアップ機能を試してみてください。
また、自動バックアップなどバックグラウンドで動作する場合も負荷がかからす有効ではないかと思います。

機能表示設定

この機能を使用する場合は、あらかじめ「機能表示設定」で「省メモリバックアップ」をチェックしてください
「機能表示設定」でチェックしないと、「バックアップ」メニューに「省メモリバックアップ」が表示されません

制限事項

省メモリバックアップは、一度に多くのメモリを消費する機能は使えなくしてあります。
省メモリバックアップ時に使用できない機能としては以下のものがあります。

注意事項

基本的に高速バックアップエンジンでも省メモリバックアップエンジンでも、バックアップ結果は同じになります。ただし、以下の場合は動作が異なりますので注意してください。
たとえば、A → B、B → C の設定を一度にバックアップした場合、省メモリバックアップエンジンはA → Bを実行してからB → Cを実行しますが、高速バックアップエンジンはAとBのファイル情報を一度に取得してからバックアップします。そのため、このような場合はバックアップエンジンによって動作が異なります。